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アビームがIFRS対応の専門組織,独自方法論で支援

田中 淳=ITpro 2009/03/10 ITpro

 アビームコンサルティングは2009年3月10日,国際会計基準(IFRS)への対応を支援する専門組織「IFRSイニシアチブ」を設置したと発表した。IFRS対応にかかわる分析・評価から運用・定着までの支援サービスを,関連するビジネス・プロセスやポリシー,情報システムの見直し,人材育成,関連子会社への展開などを含めて提供する。IFRSイニシアチブの統括責任者を務める藤田和弘 執行役員プリンシパルは「IFRS対応はもちろん,それを機にグローバルな経営管理の基盤を整備したいと考える企業を支援していく」と話す。

 IFRSイニシアチブはサービスを提供するにあたり,欧州でのプロジェクト経験を加味して独自作成した方法論「IFRS導入方法論」を利用する。同方法論では,IFRS対応プロジェクトを(1)分析・評価,(2)計画,(3)設計,(4)導入・展開,(5)定着・維持という5つのフェーズで展開。各フェーズで,経営管理やビジネス・プロセス(会計・関連業務・内部統制),システム,トレーニング,プロジェクト・マネジメントをどのように進めるかを規定している。

 例えば,(1)の分析・評価フェーズでは「IFRS対応の影響度を把握し,対応の基本方針案を策定する」という目的で,現状分析や基本方針を作成するほか,大まかなスケジュールを立てる。期間は3カ月弱程度が目安となる。特に大切なのは「何のためにIFRSに対応するか」という基本方針の立案。「この部分がブレると,全体に影響が出る。2~3週間で作れるものではない。経営者にも参加してもらい,期間をかけて『会社にとって,何のためにIFRSに対応するのか』『今回のプロジェクトでどこまで実施するのか』といった基本方針を練っていく」(藤田プリンシパル)。

 その後,(2)の計画フェーズで詳細なロードマップを作成。(3)の設計フェーズでIFRS対応による「あるべき姿」を具体的に定めて,設計と導入計画を詳細化する。その結果に基づき(4)の導入・展開フェーズで導入計画を実行,本社のほか各国拠点に展開していく。最後の(5)定着・維持フェーズでは,(4)までで整備したIFRS対応の仕組みを維持・向上していく。

 IFRSイニシアチブはIFRS導入方法論のほか,業種別ビジネス・プロセスの標準モデル「インダストリーフレームワーク」や,KPI(主要業績指標)やポリシーなどの標準化を支援する「グローバルロールアウト」といった方法論を併用してサービスを提供する。

 日本ではすでに,IFRSの強制適用に向けた議論が始まっている。2012年にも方針が決まり,早ければ2015年に強制適用が開始する見通しである(関連記事1関連記事2)。このスケジュールに(1)から(5)のフェーズを当てはめると,(1)が2009年,(2)が2009~10年,(3)が2010~11年,(4)が2011~13年となる。「実質的な準備期間は約4年。この期間に海外の関連会社を含めて対応しなければならないとなると,グローバル企業にとっては決して余裕があるとは言えない」(藤田プリンシパル)。

 IFRSイニシアチブは当初,公認会計士や米国公認会計士の資格を持つコアメンバー30人で構成。アビームの会計専門コンサルタント600人が必要に応じて協力する。「社内メンバーに対して,IFRSの教育を進める。2010年には,IFRSイニシアチブのメンバーを400人に増やしたい」(藤田プリンシパル)とする。

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