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 米AMDは米国時間2009年2月25日,サーバー向け新型6コア・プロセサ「Istanbul」(開発コード名)のデモンストレーション・ビデオと画像を公開したと発表した。「YouTube」でビデオ(その1その2),「Flickr」で画像を提供している。計画通りOEM/ソリューション・プロバイダ向け出荷を2009年下半期に開始する予定。

 Istanbulは「Opteron」製品系列の新プロセサで,製造プロセス・ルールは45nm。現行の4コア(クアッドコア)プロセサ「Shanghai」(開発コード名)とソケット/消費電力互換であるため,Shanghaiからのアップグレードが容易という(関連記事:AMDがサーバー用プロセサの計画を見直し,6コア「Istanbul」を2009年後半リリースなど[IDF] AMDはメインストリームに注力、サーバー向け45nm製品は現状プラットフォームで年内導入)。

 メモリー・コントローラおよびI/Oとプロセサを直接接続する技術「Direct Connect Architecture」に対応し,12コア,24コア,48コアといった規模のサーバーを構築可能な拡張性を備えるにもかかわらず,既存の「Socket 1207」に装着できる。そのため,アジアと欧州を結ぶ都市Istanbul(トルコのイスタンブール)になぞらえて開発コード名を付けたと同社は説明する。

 なお米Intelは既にサーバー向け6コア・プロセサ「Xeon 7400」(開発コード名は「Dunnington」)を提供している(関連記事:Intel,6コアのサーバー向け新型プロセサ「Xeon 7400」を発表)。

[AMDのプレスリリース]
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