米連邦通信委員会(FCC)は米国時間2008年11月4日,米Sprint Nextelと米Clearwireが両社の次世代無線通信事業を統合して新会社を設立する計画について,条件付きで承認した。

 Sprint Nextelは自社のWiMAX事業を分離してClearwireの事業と統合し,モバイルWiMAXネットワークを全米に展開する計画。継続会社となる新たなClearwireに対しては,米IntelのIntel Capital,米Google,米Comcast,米Time Warner Cable,米Bright House Networksが計32億ドルを出資する(関連記事)。

 FCCは,両社の無線通信事業統合により市場競争が促進され,通信端末/サービスの選択肢が増えるため,消費者の利益につながると判断した。

 今回の承認により,WiMAXプロジェクトは実現に向け前進することになる。米internetnews.comによると,同プロジェクトの規模は145億ドルにのぼるという。