福岡のNPO法人 高度IT人材アカデミーは2008年10月からRuby技術者養成講座を開始した。2008年8月に産官学により設立された「福岡Rubyビジネス拠点推進会議」の活動の一環として,福岡でRubyビジネスを担う人材の育成をめざす。

 福岡Rubyビジネス拠点推進会議は,Rubyによる産業振興を目的とする団体。福岡県知事 麻生渡氏が名誉会長に就任しており,県内企業や県外企業をあわせて,2008年10月現在で約140社が参加している(関連記事)。同じく福岡を拠点として活動しているコミュニティであるRubyビジネス・コモンズと連携し活動している(関連記事)。

 開講コースは,九州工業大学 助教 永井秀利氏が講師を務める「Ruby入門」,イーシー・ワン バリテックが講師を務める「Ruby on Rails講座」および「JRuby講座」の3コース。

 Ruby技術者養成講座を支援している福岡県は「今回の講座は,県内でRubyを基礎から実ビジネスへの応用まで習得できる初めての機会。県内ソフトウエア企業の積極的な参加を期待している」としている。