オーバーチュアとヤフーは9月16日、クリック課金型の新たな広告配信サービス「インタレストマッチ」を開始した。閲覧コンテンツ/履歴や検索キーワードなどを組み合わせてユーザーの関心事項を推測するため、通常の検索連動型広告ではとらえきれない潜在ニーズを掘り起こす広告展開が可能になるという。

 両社は同サービスを「興味関心連動型広告」と呼ぶ。Webサイトを閲覧するユーザーについて、閲覧しているWebページの内容、閲覧履歴、直近の検索キーワードなどの要素を参考に、ユーザーの興味/関心により近い広告を表示する。広告の出稿時に、表示する時間帯とユーザーの地域/性別/年代を指定しておくターゲティング機能や、コンバージョン測定、広告テスト、レポートなどの機能を備える。キーワード抽出や見積もり作成といった広告掲載サポート機能も順次公開する(関連記事)。

 当初、「Yahoo! JAPAN」の「不動産」「ファイナンス」「ニュース」など22サービスに、代理店経由で申し込まれた一部の広告をパソコンへ配信する。広告配信プログラム「アドパートナー」への配信を始めるなど段階的に範囲を拡充し、Yahoo! JAPAN内で月間最大200億ページビュー規模の配信を目指す。オーバーチュアの提携パートナーネットワークに対する配信も行う予定。

 今後、携帯電話向け広告配信を開始するほか、代理店経由の全広告やオンラインで申し込まれた広告に対象を広げる。

■関連情報
・オーバーチュアのWebサイト http://www.overture.co.jp/
・ヤフーのWebサイト http://www.yahoo.co.jp/