米Hewlett-Packard(HP)は米国時間2008年9月15日,米EDSの買収完了に伴うリストラ策を発表した。今後3年間に,両社を合わせた全従業員の約7.5%に相当する2万4600人を解雇する。そのうち約半数は,米国での人員削減となる。

 HPは今年8月に,EDSの買収手続きを終えた(関連記事:HPのEDS買収が完了,買収額139億ドル)。買収金額は139億ドルで,2002年の米Compaq Computer合併に次ぐ大型買収。リストラを行い,サービスと製品の統合や,合理化によるコスト削減を目指す。また事業再編に合わせて,解雇した人員の約半数の職務を新たに補充する。

 同社はリストラ関連費用として,2008会計年度第4四半期(2008年8~10月期)に17億ドルを計上する。今回のリストラ策によって,年間約18億ドルのコスト削減を見込んでいる。