エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)は2008年7月10日,同社の低価格で小型のノート・パソコン「Wind Notebook U100」のメモリー増設サービスを開始した。標準の1Gバイトから2Gバイトに増設して,1万500円。

 Wind Notebook U100は,7月4日に5万9800円で発売されたばかり。省電力プロセッサAtomを搭載する。発売から数時間で売り切れ店が続出するほどの高い人気を誇る(関連記事)。

 Wind Notebook U100は,標準で1Gバイトのメイン・メモリーを搭載する。公表されているスペックでは,最大搭載容量は2Gバイトだが,増設するためのメモリー・スロットにアクセスするためのフタなどがない。そのため,きょう体の裏ブタ全体を取り外して増設用のモジュールを取り付ける必要があった。製品の裏ブタには,分解禁止を表すシールが貼られており,分解するためにはこのシールをはがさなければならない。しかし,MSIはシールをはがすと1年間の無償修理サービスを打ち切るとしていた。

 メモリー増設サービスは,購入店に依頼するか,MSIに電話やメールなどで直接申し込む。申し込み後は,本体を宅配便の着払いで送り,増設後に返送される。1万500円の費用には,これらの送料も含まれる。また,増設したメモリー・モジュールに1年間の無償保証が付く。

 このような有償のメモリー増設サービスは,同じ低価格の小型ノート・パソコンでは,CTOの「CloudBook」でも行われている(関連記事)。