日本通信は2008年6月30日,NTTドコモ網を使ったMVNOサービスで,海外メーカーの3G端末を独自調達すると発表した。日本通信は,NTTドコモとレイヤー3による相互接続に合意しており(関連記事),2008年7月末に相互接続を完了する。その後は速やかにサービスへと移行する。

 MVNO事業において,NTTドコモが開発を手がけた端末以外でサービスを提供する初めてのケースだという。総務省のMVNO事業化ガイドラインによると,技術基準を満たしていれば,MVNO事業者が端末を自ら調達できるとされている。

 日本通信が調達する3G端末は中国ZTE製で,W-CDMA用に開発されたUSB接続タイプ。コスト面などを重視して端末を選択したという。今後は同様の方法でスマートフォン,携帯電話,電子書籍などの端末を調達するという。