デルの町田栄作 執行役員アドバンスド・システムズ・グループ本部本部長
デルの町田栄作 執行役員アドバンスド・システムズ・グループ本部本部長
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 「仮想化ソフトをプリインストールしたサーバーは、仮想化技術導入のハードルを下げる。これを武器に中堅中小企業市場を開拓する」――デルの町田栄作 執行役員アドバンスド・システムズ・グループ本部本部長はこう宣言する(写真)。

 同社は2008年5月13日、Citrix XenServer 4.1やVMware ESXi 3.5などの仮想化ソフトをUSBやSDカードに格納した仮想化ソフト組み込みサーバーを発表している(関連記事)。特に「XenServerをサーバーに組み込んでの出荷は日本初」(ソリューション&アライアンスマーケティング本部の大植吉浩ソリューション・マーケティング・マネージャ)という。これらを軸に、従業員数が500人以下の企業や500~1000人の企業に仮想化環境を売り込む。

 このほか、サーバー2台と仮想化ソフト、ストレージを組み合わせた「はじめての仮想化パッケージ」も用意。価格は450万円から(税込み)で、既に複数企業への導入が決まっている。名古屋、大阪、福岡といった地方での説明会も積極的に行う計画だ。