米Yahoo!は米国時間2008年5月15日,Web検索サービス「Yahoo! Search」向け開発プラットフォーム「SearchMonkey」の提供を開始した。同社は,同プラットフォームで開発したアプリケーションのコンテスト「SearchMonkey Developer Challenge」も開催する。

 SearchMonkeyは,Yahoo! Searchと連携するアプリケーションを開発するためのプラットフォーム。検索結果を組み合わせるなどして,新たなサービスを実現できる(関連記事:「Yahoo! Search」と連携するアプリ開発が可能に,Yahoo!が開発基盤を公開へ)。

 各種マイクロフォーマットやRDFといったセマンティック・マークアップ・データ,XMLフィード,検索エンジンを外部システムから利用できるOpenSearchやその他Webサービスなどを使って構造化されたデータを取得し,付加価値を備えるアプリケーションの開発が行える。SearchMonkeyで作れるアプリケーションは,検索結果を加工して表示する「Enhanced Result」と,検索結果にさまざまな情報を付加する「Infobar」の2種類。

 SearchMonkeyアプリケーション・コンテストでは,提出されたアプリケーションの中から「Best Enhanced Result」(最優秀Enhanced Resultアプリケーション),「Best Infobar」(最優秀Infobarアプリケーション),「Most Innovative Use of Structured Data」(最優秀構造化データ活用),「Best Data Service」(最優秀データ・サービス)と「Grand Prize」(総合優勝作品)を表彰する。賞金は,総合優勝作品が1万ドル,各部門の最優秀作品が2500ドル。参加申し込みの締め切りは6月14日。

[Yahoo! Search製品管理担当ディレクタAmit Kumar氏のブログ投稿記事]