米Palmは米国時間2008年3月20日,2008会計年度第3四半期(2007年12~2008年2月期)の決算を発表した。それによると売上高は3億1210万ドルで,前年同期の4億1050万ドルから大幅に減少した。GAAPベースの純損失は3150万ドル(希薄化後の1株当たり損失は30セント)。前年同期は1180万ドル(同利益は11セント)の純利益を計上している。

 株式報酬関連費用620万ドル,無形資産の償却費100万ドル,リストラ関連費用1230万ドルなどを除いた非GAAPベースの純損失は1700万ドル(同損失は16セント)となる。

 なお同社は「当期業績はすべて従来見通しの範囲内」と述べている。

 一方,好材料としては,昨年9月にリリースした「Centro」(関連記事:Palm,99.99ドルのスマートフォン「Palm Centro」を発表)が好調で,スマートフォンの販売台数が前年同期から13%増加して,過去最高の83万3000台に達した。これによりスマートフォンの売り上げは2億7540万ドルになった。同社CEOのEd Colligan氏によると,Centro購入者の約70%は従来の携帯電話からの買い替えだという。

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