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 米Palmと米Sprint Nextelは米国時間9月27日,99.99ドルのスマートフォン「Palm Centro」を発表した。Palm OSを採用し,フル・カラーのタッチスクリーン・ディスプレイとQWERTY配列のキーボードを搭載。音声通話やテキスト・メッセージ機能ほか,Bluetooth接続,インスタント・メッセージング(IM),電子メール,カレンダ機能などを提供する。

 本体カラーはオニキス・ブラックとルビー・レッドの2種類を用意し,2007年10月中旬の発売開始から90日間はSprintが独占的に販売する。

 Centroは,Palm端末の中で最も小さく軽量なモデルとなる。米MicrosoftのDirect Push Technologyにより,「Outlook」の電子メールや「Gmail」「AOL」「Yahoo!」といったWebメールの送受信が可能となるほか,QWERTY配列のキーボードを搭載するため,迅速かつ効率的にテキスト・メッセージや電子メールの入力および返信ができるとしている。このほかにも,プリインストールされた地域検索/地図検索アプリケーション「Google Maps」や,Sprintが提供する「Sprint TV」「Sprint Picture Mail」「Sprint Mobile eMail」といったコンテンツやサービスも利用できる。

 Palmの社長兼CEO(最高経営責任者)を務めるEd Colligan氏は,「Palm Centroは,標準的な12キーの携帯電話と同レベルの価格でブロードバンドに対応するスマートフォン機能を備えている」と説明。同社はCentroで新しいユーザーをスマートフォン分野に引きつけることを期待しているという。

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