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Windows版Safariが「正式版」に,メニュー表示も日本語化

2008/03/19
中田 敦=ITpro (筆者執筆記事一覧
図1●Windows版Safari
図1●Windows版Safari
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図2●Safariのフォント設定画面
図2●Safariのフォント設定画面
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 アップルは3月18日,Webブラウザの新版「Safari 3.1」をリリースした。Windows版のSafariがついに「ベータ版」ではなく「正式版」となり,メニュー表示も日本語化された。同社では「Webページの表示がIE7の1.9倍,Firefox 2の1.7倍速い」と主張している。

 Windows版Safariを起動して最初に気づくのはWindowsの標準的なフォントである「MS Pゴシック」が,「アンチエイリアシング表示」されていることである(図1)。これはSafariに「フォントスムージング」という,アンチエイリアシング技術が搭載されているためで,フォント表示はSafariの設定画面で調整する(図2)。

 「MS Pゴシック」は,Webブラウジングでよく使われる16ポイント以下のフォント・サイズにおいて,Windows標準のアンチエイリアシング技術である「ClearType」が有効にならない。このためSafariは,ClearTypeとは別の技術でアンチエイリアシング表示を使用していると推測される。

 Windows Vistaには,全フォント・サイズでClearTypeが有効になる「メイリオ」が搭載されているほか,最近ではWindows XPでもメイリオが利用できるようになった(関連記事:MSのクリスマス・プレゼント?,XPでも「メイリオ」が正式に利用可能に)。しかし,メイリオはMS Pゴシックと比べて横長に作られているため,MS Pゴシックを前提に設計されたWebサイトをメイリオで表示すると,Webサイトの見た目(特に日本で流行っているアスキーアート)が変わってしまうことが多かった。

 一方Safariの場合は,MS Pゴシックがアンチエイリアシング表示されるため,Webサイトの表示が大きく乱れるようなことはない。ただし,慣れ親しんだビットマップ表示と異なるため,「フォントがにじんで見える」といった違和感を覚えることもあるだろう。

 Windows用のWebブラウザ市場は,長らく「Internet Explorer 6」の独占が続いていたが,最近ではFirefoxのシェアも拡大するなど,変化が起きている。しかもInternet Explorerもレンダリング・エンジンが大幅に変わる「8」のリリースが迫っているほか(関連記事:【詳報】セマンティックWebに向かうIE8の「8つの強化点」),Firefoxにもまもなく新バージョンの「3」が登場する見込みである。そこにSafariの正式版も加わることで,2008年はWindows用Webブラウザ市場において,複数製品・バージョンの混在が加速することが決定的となった。

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