野村証券は2008年3月5日、同日午前にインターネットや電話を使った株式取引やATM(現金自動預け払い機)が利用できなくなった原因を、「電源系統の一部に故障が発生したため」と発表した(関連記事)。

 故障が発生したのは3月5日の午前2時30分で、「電源系統の一部が破損した。プログラムのバグなどではない」(野村証券広報)という。通常、インターネットで個人向けに株式取引や各種サービスを提供する「野村ホームトレード」は午前6時から、ATMは午前8時からサービスを提供しているが、システムを復旧できなかったためサービスを停止。午前11時19分にシステムを復旧するまで、それらのサービスを利用できない状態が続いた。