野村証券は2008年3月5日早朝に、インターネットや電話を使った株式取引などのサービスを提供するシステムと、ATM(現金自動預け払い機)でシステム障害が発生したと発表した。早朝からそれらのシステムを用いたサービスを利用できない状態が続いていたが、11時19分にはシステムが復旧。現在は通常通りサービスを提供している。
 
 システム障害が発生したのはインターネットで個人向けに株式取引や各種サービスを提供する「野村ホームトレード」と、電話のダイアル操作で株式取引などの各種サービスを提供する「野村テレフォンアンサー」、全国147の支店にある340台のATM。ATMのサービスは、提携金融機関のATMからも利用ができなくなった。

 障害が発生していた期間の注文などについては各支店が電話で対応した。原因については「現在はまだ究明中」(野村証券広報)としており、システムが復旧した理由についても現在のところ非公表としている。