米Googleは米国時間2008年2月13日,携帯電話機向けソフトウエア基盤「Android」用のソフトウエア開発キット(SDK)の新版「Android SDK m5-rc14」を公開した。GoogleのWebサイトから無償でダウンロードできる。

 「android.view.animation」パッケージに搭載された機能で,アニメーションの使用が可能になった。緯度/経度などのGPS座標データと住所情報を双方向に変換できる「android.location.Geocoder」パッケージも提供する。また「MediaPlayer」クラスでOGG Vorbis,MIDI,XMF,iMelody,RTTL/RTX,OTAという音声ファイル形式を処理できるようにした。

 ユーザー・インタフェース(UI)も刷新した。Android SDKによる開発作業をソフトウエア開発環境「Eclipse」上で行うための「Android Development Tools(ADT)」プラグインも新版を提供する。

 Googleは,Webサイトで新版の概要新版と旧版「m3-rc37」の相違点を紹介している。

 なお米メディア(InfoWorld)によると,Androidと競合するソフトウエア基盤「LiMo Platform」の推進団体であるLiMo Foundationは,スペインのバルセロナで開催されたMobile World Congress 2008(MWC2008)において,LiMo Platformベースの携帯電話機18モデルを発表したという(関連記事:【MWC2008】グーグル対抗でモバイルLinuxの2派が結束、ACCESSとオレンジがLiMoに参加Google,MWC2008でAndroid端末の試作機をデモ)。

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