写真1●米LUNARRの高須賀宣社長
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写真2●LUNARRのドキュメント作成画面
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写真3●LUNARRベータ版にExcelファイルのデータを取り込んだ画面
写真3●LUNARRベータ版にExcelファイルのデータを取り込んだ画面
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 サイボウズ創業者で元社長の高須賀宣氏が設立した米LUNARRは2008年2月7日(日本時間)、インターネット経由で利用できるコラボレーション・サービス「LUNARR」のベータ版を公開した。ベータ版のローンチ・イベントで高須賀社長は「現在LUNARRのユーザー数は1200人だが、09年2月までに10万人まで増やす目標だ」と話した(写真1)。

 LUNARRは、Word、Excelといったオフィス・ソフトのファイル、Webページ、LUNARR上で作成したドキュメントを多人数で共有するためのサービス。共有の仕方に特徴がある。まるで、オフィス・ソフトやWebページが印刷された紙の裏に、その文書に関連する情報を書き加え、複数人で回覧するような操作性をインターネット上に再現している(関連記事参照)。

 ベータ版での強化点は大きく4つ。(1)ユーザー・インタフェースの変更(写真2)、(2)日本語対応、(3)対応オフィス・ソフトの拡充、(4)電子メール・ソフトとの連携――だ。

 注目すべきは(3)と(4)。(3)は、アルファ版ではWordファイルしか扱えなかったが、新たにExcelやPowerPointのファイルを扱えるようにした(写真3)。(4)はLUNARRから送られてきた電子メールに返信することで、LUNARR上にコメントを記述できるようにした。