写真1 Vine Linux 4.2のデスクトップ
写真1 Vine Linux 4.2のデスクトップ
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写真2 インストーラの画面
写真2 インストーラの画面
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写真3 ログイン画面
写真3 ログイン画面
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 国産のLinuxディスリビューション「Vine Linux 4.2」(写真1)が2007年12月25日に公開された。Vine Linuxは1999年3月にバージョン1.0が公開された,老舗の日本語Linuxディストリビューション。今回公開された4.2は,2006年11月下旬に公開された4.0に対する2度目のバグ(不具合)修正が施されたもので,4.xの最終版になる見込みである。インストーラ(写真2)を用いたインストール手順(関連記事)は前版とほぼ同じ。見た目に関しては,デフォルトのログイン画面(写真3)やデスクトップの壁紙が変更された程度である。

 リリース情報によれば,前版となるVine Linux 4.1からの機能に関する主な変更点は,バグ修正に加えて,(1)インストーラでの各種デバイスの自動認識の向上,(2)カーネルに含まれるデバイス・ドライバの更新,(3)XOrgでのグラフィックス・ドライバの追加,(4)一部パッケージの追加・更新,など。全般的には,米Intel社の比較的新しいチップセットへの対応が強化されている。

 Vine Linuxは約1年に1回の頻度でメジャー・アップデートされる予定。ロードマップによれば,次期版のVine Linux 5.0の公開は2008年5月に予定されている。

 Vine Linux 4.2は,このページからダウンロードできる。