米Cisco Systemsは,米EMC傘下の米VMwareに資本参加する。CiscoとVMwareが米国時間7月27日に明らかにしたもの。Ciscoは1億5000万ドルを出資して,EMCからVMwareのClass A普通株を取得する。

 VMwareは,仮想化技術を手がける企業。EMCが2004年に全株式を取得し,100%子会社とした(関連記事)。EMCは2007年夏に,VMwareの全株式の約10%に相当する株式を新たに発行して売り出す新規株式公開(IPO)を実施する(関連記事)。

 このIPOにともない,CiscoはVMwareの全発行済み普通株式の約1.6%(議決権としては1%未満)を取得して資本参加する。なお,VMwareはCiscoから役員1名を受け入れることに同意している。

 今後CiscoはVMwareとの関係を強化し,Cisco製ネットワーク・インフラへのVMware仮想化製品の適用を推進する。開発やマーケティング,顧客対応,業界内の各種活動でも協力する。

 なおVMwareのIPOには米Intelも参加する。Intelは2億1850万ドルを出資し,VMwareの全発行済み普通株式の約2.5%(議決権としては1%未満)を取得する予定(関連記事)。

[発表資料へ]