米Linspireは,Linuxディストリビューション「Linspire」および「Freespire」の次版で,米Microsoftのオフィス・アプリケーション向け標準ファイル形式「Office Open XML(OOXML)」およびオープンソース文書ファイル形式「OpenDocument Format(ODF)」向けの文書フォーマット変換ツール「Open XML Translator」を提供する。Linspireが米国時間7月11日に明らかにしたもの(関連記事:Linspire,MSオフィス向け文書フォーマット「OOXML」をサポートへ)。

 同ツールの提供は,LinspireがMicrosoftと結んだ技術提携契約の一環。両社は,オフィス文書の互換性,インスタント・メッセージング(IM)の相互接続性,デジタル・メディアに関して協調するとしていた(関連記事:Microsoft,かつて商標侵害で争ったLinspireと技術的提携)。

 Open XML Translatorを利用すると,Microsoft OfficeとOpenOffice.orgのあいだで,ワープロ/表計算/プレゼンテーション文書ファイルを双方向に変換できる。どちらのアプリケーションで作成した文書でも,もう一方のアプリケーションで開くことが可能となる。

 Linspireは,Open XML Translatorの提供を直ちに始めるとしている。

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