写真●Officeアプリケーションから電話をかけるデモを披露
写真●Officeアプリケーションから電話をかけるデモを披露
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 ネクストジェンは,マイクロソフトのプレゼンス・サーバー「Live Communications Server」(LCS)とIP-PBXを連携し,プレゼンス情報などを利用できるようにするゲートウエイ「LCS-GW」(仮称)をInterop Tokyo 2007で披露している。「7月に正式に発表する予定」(ネクストジェン)という。

 LCSは,Active Directoryのディレクトリ情報をもとに,在席情報などのプレゼンスを管理し,インスタント・メッセージのやりとりを可能にするサーバーである。LCS-GWは,LCSとIP電話機能を提供するIP-PBXと連携させる役割を持つ。これにより,WordやExcelなどのOfficeアプリケーションから容易に電話をかけられるようになる(写真)。たとえば,Excelに記された名前のところをクリックして表示されるメニューから電話をかける,ということが可能になる。同様の製品をNECが提供している(関連記事)。

 展示会場では,ネクストジェンのIP-PBX「NX-E1000」とLCSを接続してデモンストレーションを披露している。ただ,いまのところ,同社自身でLCS-GWを販売する予定はない。ほかのベンダーのIP-PBX向けにカスタマイズして提供する。第1弾として7月に,あるIP-PBXベンダー向けのLCS-GWの製品版を発表するという。

 なお,LCSの後継である「Office Communications Server」と連携するゲートウエイも開発中であるという。