ピア・ツー・ピア(PtoP)映像配信サービスを手がけるルクセンブルクのJoostは,米Index Ventures,米Sequoia Capital,香港Li Ka Shing Foundation,米CBS,米Viacomの5社から約4500万ドルの資金を調達した。Joostが米国時間5月9日に明らかにしたもの。

 Joostは,ルクセンブルクSkypeの共同設立者であるNiklas Zennstrom氏とJanus Friis氏が2006年に設立した企業。PtoPプラットフォームで映像番組のストリーミング配信を行う。広告収益モデルを採用しており,ユーザーはパソコンにインストールする無償のクライアント・ソフトウエアで番組を視聴できる。インタラクティブなインタフェースを特徴としており,番組検索やチャット,コンテンツに関するリンクや Webサイトへのアクセスが可能(関連記事)。

 ViacomおよびCBSとは,映像コンテンツの配信に関する契約も結んだ(関連記事その1その2)。また米Warner Bros. Television Group(WBTVG)とも映像配信で提携したほか,さまざまな企業と広告配信契約を締結している。

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