米Microsoftが米国時間5月9日,データベース・ソフトウエア「SQL Server」の次版「Katmai」(開発コード名)について,概要と提供時期などを発表した。Microsoftでは2008年に提供を開始する予定としている(関連記事)。

 SQL Serverについて,Microsoftデータ&ストレージ・プラットフォーム部門副社長のTed Kummert氏は「予算規模によらず,あらゆる企業で利用可能なデータ管理/分析プラットフォームとして設計した」と述べる。「Katmaiでは,包括的かつ総合的なビジネス・インテリジェンス(BI)ソリューションを提供し,当社のデータ・プラットフォームをさらに発展させる。あらゆる企業においてデータの使い勝手を向上させ,IT投資から得られる価値を増やす」(同氏)。

 Katmaiは,「the 2007 Microsoft Office system」の各種アプリケーションとの連携を強化し,「Office Excel 2007」「Excel Services」「Office SharePoint Server」「Office PerformancePoint Server 2007」によるデータ処理が可能となる。Office SharePoint Serverの分析/レポート機能も利用できる。また「Microsoft Visual Studio」「.NET Framework」によるアプリケーション開発や,各種デバイスとのデータ同期が行える。

 なおMicrosoftは,ワシントン州シアトルで開催中のMicrosoft Business Intelligence Conferenceにおいて,5月10日にKatmaiの詳細を発表する。

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