米Sun Microsystemsは,インターネット経由でオンデマンド・コンピューティング機能「Sun Grid Compute Utility」を提供するサービス「Network.com」について,利用可能な対象国を合計24カ国に増やした。米国時間5月3日に明らかにしたもの。

 Network.comは,SunのUNIXであるSolaris 10ベースのコンピュータ・システムと各種オープンソース・ソフトウエアやアプリケーションを,インターネットを介して提供するサービス。これまで米国でしか利用できなかった。料金は使用するCPU数と時間によって異なり,1CPUの場合,1時間当たり1ドル(関連記事)。

 新たに利用可能となった23カ国は以下の通り。オーストラリア,オーストリー,ベルギー,カナダ,中国,チェコ,デンマーク,フィンランド,フランス,ドイツ,ギリシャ,ハンガリー,インド,アイルランド,イタリア,日本,ニュージーランド,ポーランド,ポルトガル,シンガポール,スペイン,スウェーデン,英国。

 対象国の拡大と同時にSunは,Network.comの新機能として,Network.com上で作動中のアプリケーションからインターネット上のデータやサービスにアクセスできる機能と,Network.comの各種タスクを利用するためのAPIである「Network.com Job Management Application Programming Interfaces(APIs)」のベータ版を限定公開した。

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