左から丸山不二夫氏,櫻庭祐一氏,ひがやすを氏,細川努氏
左から丸山不二夫氏,櫻庭祐一氏,ひがやすを氏,細川努氏
[画像のクリックで拡大表示]
ビデオ・メッセージで登場したProject Looking Glassの川原英哉氏(中央)
ビデオ・メッセージで登場したProject Looking Glassの川原英哉氏(中央)
[画像のクリックで拡大表示]

 日本Javaユーザグループ(JJUG)設立準備会は4月16日,同グループの設立を正式発表した(関連記事)。4月23日に設立総会を行う。準備会代表で稚内北星学園大学 学長の丸山不二夫氏は設立記者会見で「Javaの一層の普及,日本のソフトウエア産業の実力と技術者の地位向上のため,地域に閉じず,Javaに閉じず,技術に閉じないコミュニティのコミュニティを目指す」と抱負を語った。

 記者会見には丸山氏のほかSeasarファウンデーションのひがやすを氏,アーキテクタス代表取締役 細川努氏,Java in the Boxの櫻庭祐一氏が出席した。またProject Looking Glassの川原英哉氏ら日本Javaユーザグループの設立を祝うがビデオ・メッセージを寄せた。

 日本Javaユーザグループは「既存のJava関連コミュニティと連携し,コミュニティの自由な連合体として活動していく」(丸山氏)とする。Seasarファウンデーション,Flex User Group,SIPropプロジェクト,アジャイルプロセス協議会,インターネット協会,日本Apache Geronimoユーザグループ,日本JBossユーザ・グループ,日本Springユーザ会,日本サン・ユーザ・グループ,要求開発アライアンスから参加表明を得ているという。また「これまで地方でのJavaセミナーを開催し,地方のJavaコミュニティ作りを重視して取り組んできた」(丸山氏)。dev2deb 大阪デベロッパグループ,dev2dev東京デベロッパグループ,Javaワークショップ(札幌),大阪Javaコミュニティ,Java コミュニティ@九州,Java Kuche (沖縄),福井情報技術者協会といった地域コミュニティも参加を表明している。

 また「オープンソースのコミュニティの一員として,オープンソースのムーブメントの一翼を担い,多様なオープンソースのコミュニティと積極的に交流する」(丸山氏)としている。

 日本JavaユーザグループのWebサイトでは,活動方針や会則案などを公開している。イベントとしては年2回の大規模イベント「Javaコミュニティカンファレンス」,初級・中級者を対象とする「Java基礎セミナー」,地方のコミュニティと連携した「全国行脚セミナー」を開催する方針。

 4月23日の設立総会では「日本 Java ユーザグループ結成総会/記念講演会」として丸山氏や稚内北星学園大学教授の浅海智晴氏,ひが氏,細川氏,地域コミュニティや日本Rubyの会などによるコミュニティ・ディスカッションが行われる。