米Intelが米国時間3月19日に，パソコン管理技術ブランド「Intel vPro」の第2世代「Weybridge」（開発コード名）を発表した。パソコン管理技術「Intel Active Management Technology（AMT）」の新版や，米Microsoftのシステム管理製品系列「System Center」などに対応する。Weybridgeは2007年下半期に提供できると見込む。
Intel vProは，企業のITコスト削減を支援する取り組み「Intel Stable Image Platform Program（SIPP）」に沿った技術ブランド。現行の第1世代は，2006年9月に提供を開始した（関連記事）。
パソコン用インフラの試験，開発，管理を容易にするとともに，プラットフォーム構成の一貫性の向上と総所有コスト（TCO）の削減を狙う。「Intel Core2 Duo」プロセサを中核にチップセットやソフトウエアなどを組み合わせて構成する。ノート・パソコン向け技術ブランド「Centrino Duo」の次期版で，2007年第2四半期リリース予定の「Santa Rosa」（開発コード名）などにも適用可能。対応パソコンにはロゴの使用を認める。
第2世代のWeybridgeは新たなIntel AMTに対応し，ウイルスやワームの感染拡大を抑える機能が利用可能となる。Intel AMTを利用すると，ネットワーク接続されたすべてのAMT対応パソコンに対し，遠隔監視，セキュリティ・パッチ適用，障害診断が行える。こうした管理作業は，対象となるパソコンの電源が切れていても，ハード・ディスク装置やOSに障害が発生していても実行できるという。
「System Center Operations（Ops）Manager 2007」「System Center Essentials（SCE）2007」といったMicrosoft System Center製品や，システム管理に関する標準仕様Web Services Management（WS-MAN），業界団体Distributed Management Task Force（DMTF）の相互接続に関するDesktop Mobile Work Group（DMWG）仕様にも対応する。
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