米IBMは,次期コラボレーション・クライアント「Lotus Notes 8」および次期コラボレーション・サーバー「Lotus Domino 8」のベータ版を公開した。IBMが米国時間3月15日に明らかにしたもの。ベータ版は,同社のWebサイトからダウンロードできる(関連記事)。

 Notes/Domino 8は,オープンソースのプロダクティビティ・ソフトウエア「OpenOffice.org」のサブセットである「IBM Lotus Productivity Editors」を標準搭載する。OpenDocument形式の文書操作が可能となり,「Microsoft Office」のワープロ/表計算/プレゼンテーション文書と互換性のあるファイルの作成/編集が行えるという。

 マッシュアップ用アプリケーション構築フレームワークを採用し,複数のソフトウエア部品を組み合わせて単一ユーザー・インタフェースで提供できるようになった。検索機能は,従来のメールとコンタクト・リストだけでなく,Webおよびファイルの検索にも対応した。

 メール表示に関するインタフェースを改良し,話題(スレッド)ごとにメールをグループ化して表示できるようになる。各受信メールについては,自分が「to」「cc」のどちらに含まれているかをアイコンで示す。

 ベータ版の対応OSは,NotesがLinuxおよびWindows,DominoがWindows,Linux,Sun Solaris,AIXとなる。最終版は2007年中盤にリリースする予定。

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