米eBay傘下のルクセンブルクSkypeが現地時間3月14日,Windows用IP電話ソフトウエアの新版「Skype 3.1 for Windows」を公開した。SkypeのWebサイトから無償でダウンロードできる。

 新版は,企業/店舗検索機能「SkypeFind」の正式版が利用可能となったほか,Skypeで有料情報サービスを提供できる新機能「Skype Prime」(ベータ版)を搭載した。

 SkypeFindは,全世界の企業や店舗を対象とする情報検索機能。レストランやペット店,または渡航先のホテルなどを探すことが可能。検索結果画面の「Call」ボタンを押せば,SkypeOutで通話できる。各企業/店舗の情報は,ユーザーがSkype上で自由に投稿し,コメントや評価(レート)も掲載できる。ほかのユーザーに質問メッセージを送ることや,公開テキスト・チャット機能「Public Chats」による情報共有も可能になる(関連記事)。

 Skypeは3週間前よりSkypeFindをベータ版サービスとして運営しており,これまでに124カ国以上の企業/店舗情報が4500件以上集まったという。Skypeでは「2007年末には情報件数が100万件を超える」と見込む。

 Skype Primeは,Skypeソフトウエア間の音声/ビデオ通話で有料情報サービスを提供するための機能。これにより,何らかの専門知識や技能を持つSkypeユーザーが,ほかのユーザーに対する有料情報サービスをSkype経由で提供できるようになる。

 サービス利用者への課金は,1分単位または1通話単位。Skypeはサービス料金から30%を手数料として差し引き,残額をサービス提供者のPayPal口座へ入金する。

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