米Googleは米国時間1月19日,同社の書籍本文検索プロジェクト「Google Books Library Project」に,テキサス大学オースチン校(UTA)が参加すると発表した。UTAの図書館は,米国大学のなかで5番目の規模を持ち,Nettie Lee Benson氏の中南米に関する蔵書で有名という。

 これにより,GoogleはUTAと協力して100万冊以上の書籍をデジタル化し,書籍検索サイト「Google Book Search」(ベータ版)で本文を検索できるようにする。著作権が消滅している書籍に関しては,全テキストの閲覧や検索が可能(関連記事)。一方,著作権が保護されている書籍は,タイトルと著作者名,検索キーワード周辺の数行だけを表示する。

 なお,Google Books Library Projectには既にミシガン大学,ハーバード大学,スタンフォード大学,カリフォルニア大学スペインのマドリッド・コンプルテンセ大学,ニューヨーク公立図書館,英国のオックスフォード大学などが参加しているが,著作権の観点からさまざまな論議を呼んでいる(関連記事)。

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