写真1 ウインドウ上に起動させた「Looking Glass」
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写真2 全画面に起動させた「Looking Glass」
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写真3 ウインドウが透過処理されている
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写真4 ウインドウ面を斜めにした状態で一覧表示される
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写真5 すべてのデスクトップを表示
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写真6 デスクトップを回転させて自由な位置から閲覧できる
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写真7 ファイル・マネージャの「LgScope 3D Filemanager」(左)と「fm3D File Manager」(右)
写真7 ファイル・マネージャの「LgScope 3D Filemanager」(左)と「fm3D File Manager」(右)
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写真8 惑星に見立てたスケジューラ・ソフト「CosmoSchedulerD」
写真8 惑星に見立てたスケジューラ・ソフト「CosmoSchedulerD」
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写真9 画像ビューア・ソフト「Zoetrope」
写真9 画像ビューア・ソフト「Zoetrope」
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写真10 音楽プレーヤ・ソフト「trumplayer」
写真10 音楽プレーヤ・ソフト「trumplayer」
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 米Sun Microsystemsは2006年12月19日,デスクトップ環境の「Project Looking Glass 1.0」を公開した(関連記事「Sunのオープンソース3Dデスクトップ『Project Looking Glass 1.0』公開」)。Looking Glassは,Javaを利用して動作する,オープンソースの3Dデスクトップ環境である。3次元に見立てたデスクトップ上に,ウインドウやアプリケーションなどを立体的に配置して各種操作ができる。

 今までの主要なデスクトップ環境では2次元空間にウインドウを配置していたが,Looking Glassでは奥行きも考慮され,ウインドウなどが配置される。最近では,三次元効果や透過効果などを用いた描画処理をデスクトップ上で実現できる,いわゆる3Dデスクトップが注目を集めている(関連記事「新世代のGUI環境をいち早く体験しよう」,「画面で見る最新Linux『Fedora Core 6』」)。

 Looking Glassには,1つのウインドウ内で動作するモード(写真1)と,画面全体を利用して動作するモード(写真2)がある。

 デスクトップ上に配置されたウインドウは,フォーカスされていない場合に半透明となり,後ろのウインドウが透過して見える(写真3)。また,タイトル・バー上にある「<」や「>」ボタンをクリックすると,ウインドウ面を斜めにした状態で一覧表示される(写真4)。

 デスクトップ全体は横長になっており,画面の端でクリックすると隣のデスクトップに移動ができる。また,画面下のタスク・バー上で右クリックすると全デスクトップが表示される(写真5)。

 また,画面右に表示されている「Java」のマークをマウスの左ボタンを押しながら動かすことで,デスクトップ上にあるウインドウなどを回転させて自由な位置から閲覧できる(写真6)。

 Looking Glassには,3次元効果をフル活用したアプリケーションがいくつか用意されている。ファイル・マネージャには,透過効果を利用した「fm3D File Manager」とファイルを箱に見なして一覧表示する「LgScope 3D Filemanager」などが用意されている(写真7)。

 そのほか,スケジュールを惑星に見立てて管理するスケジューラの「CosmoSchedulerD」(写真8)や,画像ビューアの「Zoetrope」(写真9),音楽プレーヤの「trumplayer」(写真10)などが標準で装備されている。

 また,デモンストレーション用のアプリケーションとして,Webブラウザの「3D Browser」やメール・クライアントの「BlackCort」も用意されている。