米Microsoftのセキュリティ・チーム「Microsoft Security Response Center(MSRC)」は11月14日,同社が無償提供しているパッチ配布/管理ツール「SUS(Software Update Services)1.0」のサポート期間を2007年7月10日(米国時間)まで再延長することを明らかにした。

 当初,SUSのサポートは2006年6月6日までとされていたが,同社は2005年8月,サポート期間を半年延長して12月6日までサポートすることを明らかにした。これにより,SUSで配布できる“月例パッチ(米国時間第2火曜日に提供するパッチ)”は,本日公開された11月分が最後になる予定だった(関連記事:パッチ配布ツール「SUS」は12月6日にサポート終了)。このため同社などでは,12月の月例パッチ公開日までに,後継である「WSUS(Windows Software Update Services)」に移行するよう勧めていた。

 しかしながら,ユーザーからのフィードバックにより,サポート期間をさらに延長して,WSUSへの移行期間を長く設けることにしたという。具体的には,2007年7月の月例パッチ公開日である7月10日(日本時間では7月11日)まで延長する。MSRCでは,SUSのユーザーに対して,2007年7月までにはWSUSへ移行するよう強く勧めている。

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