Scalix Web Accessのカレンダー画面(開発中の日本語版)
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Scalix Web Accessのメール画面(開発中の日本語版)
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 米Scalixは10月9日,同社のWebメール/スケジューラ・ソフトScalix Web Access無償版のソースコードの公開を開始した。Scalix Web Accessは,Ajaxによるドラッグ&ドロップ操作などによりOutlookに似たデザインと操作感を実現しているWebメール。近く日本への進出を予定している(関連記事)。

 公開したのは,Scalix Messaging Services,Scalix Mobile Web Client,Scalix SearchとIndexing Servicesと呼ぶモジュールとインストーラのソースコードおよびローカライゼーション・キット。同社は2006年7月,Scalix Web Accessをオープンソース化する計画を発表している。第一弾のソース公開である今回に続き,2007年第1四半期にサーバーのオープンソース版をリリースする予定。Scalixによれば,オープンソース化を発表した後,ダウンロード件数は6倍に増加したという。

 Scalix Web Accessの無償版Community Editionは,メールのみであればユーザー数無制限で使用できる。グループ・スケジューラ,共有フォルダ機能も,25ユーザーまでなら無償。無償版はこれまでに約6万件ダウンロードされたという。有償版のEnterprise Editionは複数サーバーでのクラスタリング構成をとることができる。

 Scalix Web Accessの無償版,有償版,ソースコードおよびツールキット類は,Scalixのサイトからダウンロードできる。