NTT東日本は2月23日,企業内のパソコンの操作ログを収集し,分析リポートを提供する「フォレンジックサービス」を発表した。サービス開始は3月8日。

 このサービスは,シーア・インサイト・セキュリティのフォレンジック・ツール「SEER INNER」をインストールした「ログ収集サーバー」をユーザー企業のLANに設置し,各パソコンには操作ログを取得用ソフトウエアをインストールする。ログ収集サーバーは各パソコンから操作ログを取得して,「フレッツ・グループアクセス」などのVPNサービス経由でNTT東日本のデータ・センターに送信する。

 ユーザー企業の管理者には,月次リポートを提供する。このリポートでは,「ファイル共有ソフトの使用状況」「部署ごとのパソコン使用時間」「印刷やWeb閲覧,メール利用の頻度」などを確認できる。

 月額料金は35万円から。初期費用(450万円から。ログ収集サーバー購入代を含む)が別途必要。上記料金はいずれもクライアント数500の場合の料金例で,具体的金額は個別見積もりとなる。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション