Nokia IP560
Nokia IP560
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 ノキア・ジャパンは2月21日,ファイアウォールの新製品「Nokia IP560」と,イーサネット・インタフェース「Nokia IP 2250用 10ギガビット・イーサネット・カード」の販売を開始すると発表した(写真)。

 Nokia IP560は大企業向けのファイアウォール専用装置。特徴は,「高いコスト・パフォーマンスとポート密度,省スペースなど」(ノキア・ジャパンの安藤正之エンタープライズ・ソリューションズ事業部シニア・テクニカル・マネージャー)。チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズのファイアウォール・ソフトウエア「Check Point VPN-1/FireWall-1」を搭載する。インタフェースは,10M/100M/1000Mビット/秒の自動認識ポートを標準で4ポート,最大16ポートまで装備できる。

 IP560の最大スループットは,1518バイトと長いパケットの場合で6ギガ・ビット/秒,64バイトと短いパケットの場合で440Mビット/秒を確保できるという。「他社の同等製品と比較して,2~3倍のパフォーマンスを発揮する」(安藤シニア・テクニカル・マネージャー)。出荷は2月下旬。価格は,ソフトウエアを含まない場合で341万1450円。

 併せて発表した「Nokia IP 2250用 10ギガビット・イーサネット・カード」は,ファイアウォール専用装置の最上位機種である「Nokia IP2250」専用インタフェース。出荷は2月下旬で,価格は214万2000円。

(宗像 誠之=日経コミュニケーション