日本レジストリサービス(JPRS)は2月20日,「co.jp」「.jp」などのJPドメイン用DNSの更新間隔を短縮すると発表した。従来1日1回だった更新間隔を15分に1回に変更する。ドメイン取得からサービス立ち上げまでの時間を短くするのが目的。4月3日から実施する。

 DNSは「www.nikkeibp.co.jp」といったホスト名と「210.145.117.79」といったIPアドレスを対応付ける「名前解決」を実行する。JPRSが管理するDNSの変更内容はインターネット接続事業者(ISP)や企業の運営するDNSへ順次反映される。1日1回の更新頻度では,実際にドメイン名が利用できるのはドメイン取得の翌日となる。短期のキャンペーンに独自ドメインを利用する場合などには不便だった。

 ただし,午前3時から5時の間は更新を行わない。「5系統ある各DNSサーバーの整合性チェックなどの各種メンテナンスを行う。システムへの影響を避けて作業を実施するため,2時間程度の停止となった」(JPRS)という。

 なお「.com」や「.net」ドメインを管理するベリサインは,数秒に1回とほぼリアルタイムで更新している。

(高橋 秀和=日経コミュニケーション