写真 沖電気が開発した「ユビキタスコンシェルジェ・トーカー」 無線LAN内蔵のPDAで動作する。
写真 沖電気が開発した「ユビキタスコンシェルジェ・トーカー」 無線LAN内蔵のPDAで動作する。
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 沖電気工業と沖電気ネットワークインテグレーションは2月14日,プッシュ・トゥ・トーク(PTT)とIPv6に対応した業務用PDAアプリケーション「ユビキタスコンシェルジェ・トーカー」を発表した。接客業務支援システムとして4月に発売する。

 同アプリは,無線LANを内蔵するWindows Mobile搭載PDA(携帯情報端末)で動作する。ソフトフォンやプッシュ・トゥ・トークなど各種の機能を備え,IPv6ネットワーク経由で音声通話や位置情報/プレゼンス情報の送受信が可能。プッシュ・トゥ・トークは音声だけではなく,動画や各種のデータも送信できる。

 また,IPアドレス空間がIPv4よりも広いIPv6に対応することで,各端末にグローバルIPアドレスを割り当てられるようにした。

 沖電気では動作検証済みPDAとして日本シンボルテクノロジーの「MC50」を推奨するが,「Windows Mobileの動く端末であれば,他の機種でも動作するだろう」とみている。

(武部 健一=日経コミュニケーション