コール・センター大手のベルシステム24は,日本テレコムが2005年12月に発表した新サービス「ULTINA On Demand Platform」 KeyPlatを採用したことを明らかにした。ベルシステム24は日本オラクルと共同で企業のマーケティング活動を支援するASPサービス「PROGRES」を開発。イベントやセミナーの効率的な運用を支援する「PROGRESイベント支援ASP」を2月8日から販売開始している。同サービスのサーバー・プラットフォームにKeyPlatを活用する。

 KeyPlatはITのインフラとネットワークを一体化したサービスで,必要なシステム・リソースや帯域をオンデマンドで提供する点を売りにする。ベルシステム24の西脇紀男・マーケティング本部首都圏マーケティング事業部副事業部長によると,「今回の新規事業はASPサービスのため,全体の投資額に占めるシステムのウエイトが大きくなる。まともに導入すると,保守費用を含めて1億円以上かかってしまう。これに対してKeyPlatはOracleのアプリケーション・サーバーやデータベースがサービスとして提供されるので,初期投資を抑えられる。またCPUの稼働率に応じた課金なので,事業の拡大に合わせて投資できる」といった点を評価したという。