電気通信事業者協会(TCA)は2月7日,2006年1月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。第3世代携帯電話の「FOMA」の契約数が105万7800の純増。累計でauのCDMA2000 1xを抜き,NTTドコモが第3世代携帯のシェアトップを奪取した。

 携帯電話全体の事業者別内訳は,NTTドコモが13万500の純増。auは22万1400の純増だが,旧ツーカー・グループの純減数である11万4300を差し引くと10万7100となる。

 3位のボーダフォンは1万7600の純増。ここ2カ月維持してきた5~6万台の純増ペースが鈍化した。2005年11月以来純増に転じていたIP接続サービス「ボーダフォンライブ」は1800の純減となった。

 PHS事業者のウィルコム・グループ(ウィルコムとウィルコム沖縄)は,純増数8万200と好調を維持。累計では373万1200契約と過去最高値を更新中だ。

 1月31日に2007年内のサービス終了を明らかにしたNTTドコモのPHSサービス(関連記事)は2万8500の純減。この半年で3~5万台の純減で推移してきたが,ここにきて下げ止まった形になる。移行までの猶予期間がはっきりしたユーザーの今後の動向が注目される。

(高橋 秀和=日経コミュニケーション