米コンセントリーネットワークスの「セキュアLANコントローラCSシリーズ」。販売は日商エレクトロニクス
米コンセントリーネットワークスの「セキュアLANコントローラCSシリーズ」。販売は日商エレクトロニクス
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 日商エレクトロニクスは2月7日,米コンセントリーネットワークスの統合セキュリティ・アプライアンス製品「セキュアLANコントローラCSシリーズ」の販売を開始すると発表した。

 CSシリーズは,企業LAN内のセキュリティ強化を1台のアプライアンスで可能にする製品。主な機能として,(1)LAN内のすべてのトラフィックをアプリケーション・レベルまでチェックして,ユーザーの利用状況を把握,(2)LANへのアクセス制御(検疫システム),(3)ユーザーごとにアプリケーションやサーバーへのアクセスを制御,(4)ワームやスパイウエアの検知,がある。

 CSシリーズは,クライアントにエージェント・ソフトのインストールする必要がなく,LAN内のエッジ・スイッチとコア・スイッチの間に挿入することで設置が完了する。日商エレクトロニクスの榎本瑞樹セキュリティ事業部営業グループチーフは「検疫システムでは,多くの場合LAN内のスイッチの入れ替えが必要で,その費用がかさむため導入が進まなかった」と説明。「CSシリーズは既存のLAN環境のまま導入できるので,従来のソリューションと比べると10分の1程度の費用で済む」(同)と,コスト・メリットも強調する。

 ラインアップは,ギガビット・イーサネットを24ポート持つ上位機「CS2400」と,ギガビット・イーサネットを10ポート持つ下位機「CS1000」の2機種を用意。それぞれ10Gビット/秒,2Gビット/秒のスループットを持ち,1000ユーザー,200ユーザーの同時利用に対応する。価格はCS2400が600万円から,CS1000が400万円から。

 また専用の管理アプライアンスとして,CSシリーズのログ情報をグラフ表示できる「InSight Manager」も用意した。価格は300万円程度から。