インターネットイニシアティブ(IIJ)は2月1日,公衆無線LANサービス利用時のセキュリティを高める「モバイル盗聴防止機能」を試験提供すると発表した。1日から提供を始め,1年間の予定で試験提供する。

 モバイル盗聴防止機能は,公衆無線LANサービスの利用時にユーザーの端末とIIJのバックボーンとの間で暗号化トンネルを確立する。暗号化トンネルには,Windowsが標準装備する「PPTP」(point-to-point tunneling protocol)を採用。無線区間における盗聴や不正アクセスを防止する。

 同機能は,同社のインターネット接続サービス(法人向けの「IIJダイアルアップアドバンスト」「エンタープライズダイアルアップIPサービス」,個人向けの「IIJmioモバイルアクセス/PRO」)の利用者であれば,試験提供期間中に限り無償で利用できる。対応OSはWindows XP SP2。利用可能な公衆無線LANサービスは,NTTコミュニケーションズの「ホットスポット」(法人向け)と日本テレコムの「BBモバイルポイント」である。