ネットマークスは1月11日,横河電機に「不正PC検出サービス」を納入したと発表した。このサービスでは,LANに接続しているパソコンを常時管理し,管理者に無断でLANに接続してきたパソコンを自動的に検出する。横河電機は全拠点に当たる38拠点に導入し,管理対象のパソコンは約1万5000台となる。

 横河電機は従来,資産管理システムを利用してパソコンを管理していたが,未登録のパソコンがLANに接続するケースが起こっていた。そのため,ワームを持ち込まれる恐れなどセキュリティ上の不安と,正確なパソコン台数を把握できない問題を抱えていた。不正PC検出サービスを採用したのは,この問題を解消するためだ。

 不正PC検出サービスでは,事前に正規ユーザーが利用するパソコンのコンピュータ名とMACアドレスの一覧を作成。この一覧と一致しないパソコンを,「不正なパソコン」と見なす。ユーザーのWANとネットマークスのデータ・センターを接続し,15分ごとにLANにつながるパソコンのコンピュータ名とMACアドレスを検索。不正パソコンの接続を検知した場合は,システム管理者に通知を送る。

 横河電機は,不正パソコンの検出に加え,不正パソコンを自動的にLANから切断するオプションを導入した。