トリプレットゲートは12月21日,同社のサービス「WirelessGate(ワイヤレスゲート)」で接続できる公衆無線LANのアクセス・ポイントを6290カ所に拡充したと発表した。

 同社は,新たにライブドアと提携。12月1日から「livedoor Wireless」のアクセス・ポイント約1500カ所を「WirelessGate」から使えるようにした。それに加え,従来から提携していた日本テレコムの公衆無線LANが利用できるマクドナルドの店舗数などが増加。その結果,6290カ所でWirelessGateを利用した公衆無線LAN接続が可能となった。

 WirelessGateの月額料金は210円。このほか,公衆無線LANに接続する際に別途料金がかかる。例えば東京メトロや首都圏私鉄各駅などの場合は,2時間399円。利用頻度によっては,個別に公衆無線LAN事業者と契約するよりも安価になる。なお,同社は2006年1月31日までWirelessGateの基本使用料金と10回までの接続料金を無料とするキャンペーンを実施中。

 トリプレットゲートは,アグリゲータと呼ばれる事業者。ユーザーは特定の公衆無線LAN事業者ではなく,トリプレットゲートと契約することで,複数の事業者が設置する公衆無線LANアクセス・ポイントを利用できる。ライブドア,日本テレコムのほかにも,エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(NTTBP),みあこネットなどと提携しており,いずれかの事業者がアクセス・ポイントを設置していれば,事業者に関係なく利用できる。

(大谷 晃司=日経コミュニケーション