センドメールは12月14日,企業やサービス・プロバイダが迷惑メール対策を実施するための「ゲートウエイソリューションパッケージ」を発表した。送信先を偽ったメールを検知する「送信ドメイン認証」,自営のサーバーやボットからの迷惑メール送信を防ぐ「OP25B(outbound port 25 blocking)」といった対策を容易に実施できるようにする。そのため,同社製メール・サーバーの設定テンプレートやコンサルティング・サービスなどを用意した。

 具体的には,(1)送信ドメイン認証技術「Sender ID」を使ったメール処理用のポリシー・テンプレート,(2)OP25Bに対応させるための設定ファイル,(3)SPF(sender policy framework)レコード作成などに関する4日間まで無料のコンサルティング−−の3点を提供。(1)はメールのセキュリティ管理ツール「Sendmail MailStream Manager 3.1」用,(2)はメール・サーバー「Sendmail Switch」用である。また(3)は,1000アカウント以上のライセンス購入者限定。こうしたパッケージを使うと,例えば送信ドメイン認証に失敗したメールを受信拒否するだけではなく保留することが可能になる。 

 同パッケージは,Sendmail Switch 3.1,Sendmail MailStream Manager 3.1,および「Sendmail Directory Server 3.1」の購入者を対象に,12月19日から無償提供する。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション