システム・インテグレータのソフトクリエイトは11月2日,企業内のネットワークに不正接続されたパソコンを検知・遮断するアプライアンス「L2Blocker」を発表した。11月末に発売する。

 L2Blockerは,社内ネットワークへの不正接続を防止するためのアプライアンス製品。接続を許可する端末のMACアドレスをあらかじめ登録することで,非登録の端末からの接続を遮断できる。アプライアンスを既存のスイッチに接続するだけで使用可能になるため,導入時にはネットワークの構成機器の設定を変更する必要がない。Web画面から簡単に端末を登録できるほか,管理者の設定によって非登録の端末に一時的に接続を許可することも可能だ。

 価格はL2Blocker本体と管理ツールを合わせたスターターセットが38万円(税別)。複数のセグメントに導入する場合は,1セグメントごとに14万円(税別)が別途必要になる。ソフトクリエイトでは,初年度で500台の出荷と2億円の売り上げを見込んでいる。

(中村 良輝=日経コミュニケーション