カーナビや自動車などのメーカーで構成するiフォーマット・フォーラムは10月17日,地図データの「差分更新フォーマット」の標準化に着手したと発表した。2006年度中の仕様公開を目指す。

 iフォーマット・フォーラムによると現在カーナビなどの地図の更新方法は各社ばらばら。インターネットから全データをダウンロードする,更新用DVDを使ってカーナビのハード・ディスクを書き換えるなどの手法が採られている。だがこれらの手法は手間や時間がかかる。

 これに対して差分フォーマットが標準化されれば,「出かけた先の道路のデータだけを,通信モジュールを使ってダウンロードしたりパソコンでダウンロードして外部メディアを使ってカーナビに持ち込む」などの使い方が可能になる。

 iフォーマット・フォーラムは2001年10月に設立された業界団体。地図データの配信・表示方法に関する仕様「iフォーマット」を策定している。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション

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