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 サン・マイクロシステムズは10月13日,オフィス・ソフトの新版「StarSuite8」を発売した。新版ではMicrosoft Officeとのデータや操作の互換性を向上させた。また企業向けのエンタープライズ版にはMicrosoft Officeからのマクロ移行支援ツールが付属する。

 StarSuiteは,米Sun Microsystemsが開発したオフィス・ソフト。オープンソース版はOpenOffice.orgとして日本語版も含め無償公開されている。今回発売したのは,StarSuite8の企業ユーザー向けのエンタープライズ版と,パソコンやLinuxディストリビューションなどにバンドルして販売するためのOEM版。個人向け版は,ソースネクストからすでに販売中である(関連記事)。

 StarSuite8では,Microsoft Officeとの互換性を向上させたほか,これまでの表計算「Calc」,ワープロ「Writer」,プレゼン・ソフト「Impress」に加えデータベース「Base」が加わった。またXML標準化団体「OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information
Standards)」の「OpenDocument」フォーマットを標準ファイル形式として採用した。

 StarSuite8はWindowsおよびLinuxで動作する。エンタープライズ版の価格は5ユーザーで1ユーザーあたり1万4000円,101ユーザーで1ユーザーあたり9900円,5001ユーザーで1ユーザーあたり5300円。1人のユーザーは最大5台のマシンにインストールすることができる。