韓国のパンテック&キュリテル・コミュニケーションズが開発したau携帯電話「A1405PT」
韓国のパンテック&キュリテル・コミュニケーションズが開発したau携帯電話「A1405PT」
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 KDDIは10月11日,海外メーカーによる第3世代携帯電話(3G)の新端末「A1405PT」(写真)を発表した。開発元は韓国のパンテック&キュリテル・コミュニケーションズ。11月下旬から発売する。KDDIが海外メーカー製3G端末を提供するのは初めて。

 A1405PTの特徴は,従来のau携帯電話に比べて小型・軽量であること。サイズは約47×93×20mmで重さは98g。通信方式は,最大144kビット/秒のCDMA2000 1Xに対応しており,2インチのQVGA(320×240ドット)液晶ディスプレイと33万画素のデジタルカメラを備える。また背面液晶には有機ELを採用した。

 日本の携帯電話事業者は現在,3G端末の調達価格を抑えるために海外メーカーを積極的に採用している。ボーダフォンは,既に英ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズやフィンランドのノキア,米モトローラの3G端末を提供中。NTTドコモも韓国のLG電子と共同でFOMA端末を開発中で,2006年春をめどに発売する計画だ。