「高速電力線搬送通信に関する研究会」の第10回会合
「高速電力線搬送通信に関する研究会」の第10回会合
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 総務省で2005年1月から開催されてきた電力線通信(PLC:power line communication)の実用化を目指す「高速電力線搬送通信に関する研究会」が10月3日,10回目の会合にして遂に決着した。

 今回の会合では,前回提示された報告書素案に対して推進派,反対派双方から多くの意見が出された。しかし,最終的には報告書素案の許容値で落ち着いた(記事参照)。

 報告書案は,10月半ばから30日間のパブリック・コメントにかけられる。集まった意見は,11月後半にも開催される次回研究会で報告され,10カ月以上の期間をかけた研究会は幕を閉じることになる。その後,早ければ年内にも総務省情報通信審議会にかけられ,その諮問などを経て実用化が認められる見込み。

 詳細については追って続報する。

(山根 小雪=日経コミュニケーション