東芝は9月28日,ぷららネットワークスが提供中のブロードバンド放送「4th MEDIA」のチューナーを内蔵したデジタル・ハイビジョン液晶テレビ「東芝Z1000シリーズ」を10月下旬から順次発売すると発表した。通信事業者が提供するブロードバンド放送のチューナーを内蔵したテレビは,これが初めてとなる。

 これまで4th MEDIAを利用するには,外付けのSTB(set top box)をテレビに接続する必要があった。4th MEDIA対応テレビは,東西NTTのFTTH「Bフレッツ」につながったルーターとテレビをイーサネット・ケーブルで接続して利用する。東芝Z1000シリーズ付属のリモコンには,「4th MEDIAボタン」が用意されており,このボタンを押せば画面が切り替わる。

 東芝Z1000シリーズは,画面サイズが47型,42型,37型,32型の4機種がある。価格はオープン。4th MEDIAチューナーのほか,東経110度CS放送,BSデジタル放送,地上アナログ放送のチューナーも搭載する。

(山根 小雪=日経コミュニケーション