前回はAndroid SDKをインストールして,エミュレータを動かしてみた。今回はAndroidのプログラムを作成する開発環境を整えたい。Android SDK以外に必要なものはEclipse3.3,もしくは3.4とAndroid Development Tools(ADT)というEclipse用のプラグインである。もちろん,Eclipse以前にJavaが必要なので,JDKをインストールしておく必要がある。

 筆者のPCにすでにインストールされているEclipseはバージョン3.2なのでアンインストールして,3.4をインストールし直すことにした。

 Eclipseの場合,アンインストールといってもコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」から削除するわけではなく,Eclipseを展開してあるフォルダごとゴミ箱にぶち込むだけだ。その後,Eclipseのダウンロードのページに行き,新しいバージョンをダウンロードする。

 「Eclipse IDE for Java EE Developers(163MB)」でもよいのだが,ハードディスクの空き容量が心許ないので,筆者は「Eclipse IDE for Java Developers(85MB)」をダウンロードした。ダウンロードしたファイルは適当なフォルダに展開してやればよい。

 Eclipseを起動したら,ADTプラグインのインストールに進む。

 Helpメニューから「Software Updates…」を選ぶ。なぜ,ソフトウエアのアップデートがヘルプメニューにあるのか若干違和感が残るものの,そんなことより早くAndroidのプログラミングがしたい。

 画像が小さくて見にくいが,Available Softwareタブを選び,「Add Site…」というボタンを押す。http://に続けて,dl-ssl.google.com/android/eclipse/と入力してOKをクリックする。

 チェックを付けてInstallボタン,Finishと進める。